【執筆の裏側】第3話:審査があるの!?

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企画書も出来上がり、これで晴れて執筆ライフのスタートか!と思いワクワクしながら執筆のスタートを待っていたところに、編集者さんから1通のメールが届きました。

「それではこれから企画会議に入りますので、通過したら執筆を始めましょう!」

え!通過したら!?

すっかり執筆を始める気でいた私でしたが、実はまだ出版は決定していなかったのです。本当に出版するかどうかは作った企画書をもとに出版社内で会議を行い、その会議を通過して初めて決定するのでした。

なんか審査みたいだな・・・。

突然出版がジャッジに持ち込まれて妙な緊張感を覚えた私でしたが、考えてみれば当然でした。本の出版には時間やお金だけでなくたくさんの人手もかかります。企画書ができたからじゃあ執筆して出版しましょう!なんて簡単に話が進むようなものではありません。

まずは出版社内で出版の妥当性を評価するための企画会議を行い、その会議をクリアした企画だけが晴れて出版となるのです。

そして、その会議はなんと3回もあります。

3回の社内会議を全て通過することで初めて執筆がスタートできるのです。この社内会議については、出版社や出版する本、または著者などによっても色々と変わってくるのかもしれませんが、改めて書籍出版というものにハードルの高さを感じました。

この間、私の方ではどうすることもできないので、完全に編集者さんに任せきりの状態です。そして、3回の社内会議が終わって最終的な結果が出るまでの3週間、ただひたすら待ち続けることになりました。

2023年3月

無事、最終会議が通過したとの連絡をもらいました。初めてメールをもらったのが2022年の11月なので、この時点でおおよそ4ヶ月ほど経過しています。

後日、改めて打ち合わせを行い、今後の進め方について話し合いました。そして今度こそ本当に執筆ライフのスタートとなったのです。

実は当初、企画書には出版予定日が「2024年1月」と記されていました。社内会議を通過したのが2023年の3月なので、予定通りに出版しようとすれば執筆にあてられる期間は実質6ヶ月ほどの計算になります。

私自身、ずっとCodejumpでサンプルサイトを作ったり解説記事を書いていた経験もあったので、6ヶ月もあればじゅうぶん終わるだろうと余裕に考えていました。

しかし、実際に執筆を始めてみてこの認識の甘さを嫌というほど思い知ることになったのです。

そして、最終会議の通過が楽しい執筆ライフのスタートではなく、深い深い沼の中へ入り込んでいく合図だったことを後になってから知るのでした。

次回に続く

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