【執筆の裏側】第9話:最後の追い込み!

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カバーデザインも無事決まり、最後は原稿の校正のみとなりました。

校正は基本は3回くらいですが、今回は念校を含めて全部で4回ありました。

  1. 初校
  2. 再校
  3. 三校
  4. 念校

初校

初校は、テキストエディタで書いたものが初めてデザインとして上がってきた状態です。なので、手直しは結構多いです。私の場合は、幸いにも書いたものを大幅に消したり書き直したりするような修正はありませんでした。

不足している解説や図を追加するなどして、さらに書籍を充実させていきました。この時点ではもうテキストエディタは使わずに、PDFで仕上がってきた原稿に対して直接赤入れをしていきます。

ちなみに、当初予定していたページ数は350ページほどでしたが、仕上がりはなんと約570ページになりました!

下は実際の原稿です。こちらは、A3用紙に2ページずつ印刷されていますが、実際の書籍になるとかなりの分厚さになります。

このボリュームと中身で税込3,520円なので、デジタルの高額な有料教材が普及する今の時代に本のコスパの良さを改めて実感しました。

山のような原稿を1ページずつ確認しながら解説の手直しや追加を丁寧に行なっていきます。最初の1ページ目を修正するのに丸1日かかった時はどうなることかと思いましたが、修正のないページもあったので初校の修正は約1ヶ月ほどで終わりました。

再校

そして再校

初校の修正が反映された原稿に対して再度確認を行っていきます。今回も同じように570ページの原稿を1ページずつ確認しながら、さらに中身を充実させるべく手直しを入れていきます。

この段階になってくると段々と緊張感のようなものが出始めてきました。Codejumpでもこれまで多くの解説記事を発信してきましたが、Webの場合は内容に不備があった場合に後から修正できるのに対し、書籍の場合はそうはいきません。

一度印刷して世の中に出てしまったらもうそれで終わりです。後でミスが見つかったり、もっとこうしておけばよかったな〜と思っても、もうどうすることもできないのです。この1発勝負なところがより緊張感を高めました。

残りの修正回数は限られている為、改めて気持ちを引き締め直します。1ページずつ確認しながら不備があれば修正し、分かりずらい解説があれば書き直し、書籍がより良いものになるようブラッシュアップしていきます。

そして再校の修正が完了しました。初校ほどの修正はなかったですが、再校でも解説の追加や入れ替えなどは結構行いました。

三校

そして三校

ここまでくると、もう大きな修正もなく、誤字脱字、解説の内容に間違いがないかなど、不備がないかのチェックが中心になります。

それとあわせて、本編の前に記載する前書きや後書き、プロフィールなどの原稿も用意していきます。ここの内容についても、もちろん全て自分で考えます。

特に、「前書き」と「後書き」については、私から読者に直接届けることができるメッセージになるので、伝えたい内容をしっかりと考えて書きました。

前書きは学習前の皆さんへのメッセージ、後書きは学習を終えた後の皆さんのこれからに対するメッセージになっています。気持ちを込めて書きましたので、書籍を購入された方は本編だけでなく前書きと後書きもちゃんと読んでくださいね!

念校

最後の念校では修正はもうほとんどありません。ページ番号も決まったので、本編の中の参照先のページ番号に正式な番号を記載していきます。

完成が近づくにつれ、どんどん緊張感が高まってきました。

何度チェックしても不安になりまた原稿を見返すということを何度も繰り返しながら、ついに締切の時間を迎えました。

校了

そして、迎えた2024年12月。

書籍の原稿が全て完了しました。

完成した原稿データは印刷所に送られ、後は書籍となって出来上がってくるのを待つのみとなりました。

こうして、2年にわたる長い長い執筆の旅はついに終わりを迎えました。

振り返ってみると色々なことがありました。

初めての打ち合わせの日に右も左も分からず色々質問ばかりしていたこと
3回の企画会議を通過するのをドキドキしながら待っていたこと
テキストエディタで文章を書きながら本当に書籍になるのか不安に思っていたこと
はじめてデザイン化された原稿を見て感動したこと
終わりの見えない執筆に途中で挫折しそうになったこと
カバーデザインが決まらず悩みに悩んだこと

今となってはどれもいい思い出です。
結果として最高の書籍ができたので、やっぱりやって良かったなと心の底から思っています。

セカンドステージ

そして、執筆はこれで完了しましたが、ここからは第2章の始まりです。

頑張って作った本も、使ってもらわなければ何の意味もありません。これからは、この本を必要としている人たちにしっかりと届けていくという大きな仕事の始まりです。

もともと、この本の読者はHTMLやCSSの基礎学習を終えた人を対象としており、ちょうどCodejumpで学習中の方に向けて作りました。
事実、Codejump内の入門編から有料版の実践編までの内容が1冊にまとまっており、こちらの書籍を使った方が効率よく学習できるようになっています。(Codejumpは書籍の練習ではもの足りずにもっと練習量を増やしたい場合に使ってくださいね!)

とはいえ、Codejumpを利用している人以外にもこの本が役に立つ人はたくさんいるので、そういった人達へも届けていきたいと思っています。

もちろん、自分1人だけの力では限界があるので色々な方々のお力を借りながらにはなりますが、この本を必要としているできるだけ多くの人にお届けできるよう頑張っていきたいと思います。

そして、今お読みいただいている出版の裏側をお話しするこのブログは、次回がいよいよ最終回となります。

ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました!

次回は、年末に書籍の見本が届いたのでどんな感じの本かのご紹介と、この本を上手に使う学習方法などについてお話ししていきたいと思います。

次回に続く

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