コーディングだけでは案件は獲得できない!Web制作に必須のレンタルサーバーについて
コーディングの学習を進めていくと、「HTMLやCSSが書けるようになってきたし、そろそろ仕事にできるのでは?」と感じるタイミングがあるのではないでしょうか。
ですが実際のWeb制作の現場では、コーディングができるだけでは不十分です。
今回はWeb制作の仕事に必須となる、「レンタルサーバー」について解説していきたいと思います。
コーディングを学んだだけではWeb制作の仕事はできない
Web制作の仕事は「コードを書くこと」だけで完結するものではなく、制作したWebサイトをインターネット上に公開するところまでがセットになっていることが大半です。
まずは、なぜレンタルサーバーの知識や操作スキルが必須なのかを解説していきます。
実務では「サーバーに公開する」までがセット
実際のWeb制作では、コーディングしたデータをそのまま納品することはほとんどありません。
制作したWebサイトは、レンタルサーバーなどにアップロードし、ブラウザから誰でもアクセスできる状態にしてはじめて「完成」となります。
つまり、
- コーディングする
- サーバーにアップする
- Web上で表示されるようにする
ここまでできて、初めて仕事として成立します。
この一連の流れは、どの案件でも基本となるため、早い段階で経験しておくことがとても重要です。
ローカル環境だけでは仕事レベルとは言えない
学習中は、自分のパソコン(ローカル環境)でコーディングを行うことがほとんどです。
もちろんこれはスキルを身につける上で必要なステップですが、ローカル環境だけで完結してしまっていると仕事でつまずくことになってしまいます。
実際の仕事では、
- URLを共有して確認してもらう
- スマホや別の環境で表示をチェックする
- Basic認証を設定する
といった対応が求められます。
これらはすべて「サーバーに公開されていること」が前提になります。
ここからは、なぜ学習段階からサーバーに触れておくべきなのかについて、もう少し具体的に解説していきます。
なぜコーディング学習中からサーバーに触れておくべきなのか
コーディングの学習をしていると、「まずはHTMLやCSSをしっかり身につけてから…」と考え、サーバー周りの知識を後回しにしてしまう人は少なくありません。
もちろん順番として間違っているわけではありませんが、実はこの“後回し”が、あとで大きな壁になることがあります。
ここでは、学習段階からサーバーに触れておくべき理由を具体的に見ていきましょう。
サーバー周りの知識は後回しにすると詰まりやすい
サーバーやドメインといった領域は、コーディングとはまったく別の知識が必要になります。
そのため、
- いざ案件を取ろうとしたとき
- ポートフォリオを公開しようとしたとき
- 転職活動を始めようとしたとき
このタイミングで初めて触れると、一気に理解しなければならないことが増えてしまい、手が止まりやすくなります。
特に初心者のうちは、
- 「どこで何を設定しているのか分からない」
- 「エラーが出ても原因が分からない」
といった状態に陥りやすく、せっかく伸びてきた学習の流れが止まってしまうこともあります。
だからこそ、コーディングと並行して少しずつ触れておくことが重要です。
実際に触ることで理解スピードが一気に上がる
サーバー周りの知識は、文章を読んで理解するよりも、実際に触ってみることで一気に理解が進みます。
例えば、
- ファイルをアップロードしてみる
- ドメインを設定してみる
- 実際にWeb上で表示してみる
こういった経験をすることで、「仕組み」と「流れ」が感覚的に理解できるようになります。
最初は分からないことが多くても、一度でも自分の手で公開まで経験しておくと、次に同じことをやるときのハードルは一気に下がります。
結果的に、学習全体のスピードも上がっていきます。
案件や転職のタイミングで差がつくポイントになる
サーバーに公開できるかどうかは、案件獲得や転職の場面でも大きな差になります。
例えばポートフォリオの場合でも、
- ツールやPDFで見せる人
- 独自ドメインのオリジナルサイトを見せる人
では、後者の方が圧倒的に評価されやすくなります。
また、クライアントワークにおいても、
- サーバーへのアップ対応ができる
- 軽微な修正や更新にも対応できる
といったスキルがあることが、必須となってきます。
こうした差は、短期間で埋めるのが難しい部分でもあります。
だからこそ、コーディングを学習している段階からサーバーに触れておくことで、将来的に大きなアドバンテージになります。
このように、サーバーに触れるタイミングは「後で」よりも「学習中」に慣れておくのがベストです。
次は、実際にレンタルサーバーを契約しておくことでどんなことができるのかを、具体的に見ていきましょう。
レンタルサーバーを契約しているとできること
レンタルサーバーを契約すると、「サーバーにファイルを置けるようになる」というだけでなく、Web制作において重要なさまざまなことができるようになります。
ここでは、コーディング学習者にとって特に重要なポイントに絞って解説していきます。
制作実績をWeb上に公開できる
レンタルサーバーを使うことで、自分がコーディングしたWebサイトをインターネット上に公開できるようになります。
ローカル環境での確認とは違い、
- 他の人にURLを共有できる
- スマホや別端末で表示確認ができる
- 実際のユーザー環境に近い状態でチェックできる
といったように、より実務に近い形で制作物を扱えるようになります。
ポートフォリオに制作実績を掲載する際も、画像だけでなくURLを掲載して実際のサイトを見てもらうことができます。
オリジナルのポートフォリオサイトを作れる
レンタルサーバーを使えば、自分専用のポートフォリオサイトを作成・公開することも可能です。
これまでに制作したWebサイトをまとめて掲載したり、自己紹介やスキルを整理して発信したりすることで、仕事につながる土台を作ることができます。
また、ポートフォリオサイトを持っていることで、
- 案件応募時に実績として提示できる
- 転職活動でスキルをアピールできる
- 自分の強みや方向性を整理できる
といったメリットもあります。
単発の制作物だけでなく、「まとめて見せる場所」を持つことが大切です。
独自ドメインで信頼性を高められる
レンタルサーバーとあわせて独自ドメインを取得することで、自分専用のURLを持つことができます。
例えば、無料サービスのURLではなく「https://〇〇〇.com」といったオリジナルサイトを公開できるようになります。
これにより、
- ポートフォリオの信頼性が上がる
- プロとしての印象を与えやすくなる
- 継続的に使える資産になる
といった効果が期待できます。
細かい部分ではありますが、この違いが評価に影響することも少なくありません。
実務に近い環境で練習できる
レンタルサーバーを使うことで、実際の案件に近い流れで制作を進められるようになります。
例えば、
- 修正した内容をアップして反映させる
- 公開状態を確認しながら調整する
- トラブルが起きた際に原因を探る(ログの確認など)
といった経験は、実務そのものです。
こうした経験を学習段階から積んでおくことで、実際に案件を受けたときにもスムーズに対応できるようになります。
「初めて触る状態」で仕事に臨むのではなく、「一度経験したことがある状態」にしておくことが大きな差につながります。
ポートフォリオは「公開しているか」で評価が変わる
ポートフォリオは、単に作品をまとめているだけでは十分とは言えません。
実は、「実際にWeb上で公開されているかどうか」によって、評価や信頼度が大きく変わってきます。
ここでは、その違いがなぜ重要なのかを具体的に見ていきましょう。
Notionや画像だけのポートフォリオとの差
学習段階では、NotionやPDF、画像でポートフォリオを作成するケースも多くあります。
もちろん内容を整理するという意味では有効ですが、実務の観点ではやや弱い評価になりがちです。
その理由はシンプルで、
- 実際に動作するWebサイトではない
- コードや挙動を直接確認できない
- 「本当に作れるのか」が伝わりにくい
といった点があるためです。
一方で、実際に公開されたWebサイトであれば、見た目だけでなく動作や構造まで含めて評価してもらうことができます。
URLで見せられることで信頼性が上がる
ポートフォリオがURLで共有できる状態になっていると、それだけで信頼性は大きく向上します。
理由は明確で、実際にアクセスして確認できるためです。
クライアントや採用担当者の立場から見ると、
- すぐに作品を確認できる
- 動作やデザインをリアルにチェックできる
- 完成物としての説得力がある
というメリットがあります。
この「すぐ見せられる状態」を作れているかどうかが、評価の分かれ目になります。
案件獲得・転職で有利になる理由
実際の案件獲得や転職活動の場面では、ポートフォリオの見せ方が結果に直結します。
特にURLで公開されているポートフォリオは、以下の点で有利になります。
- 提出した瞬間に内容を確認してもらえる
- 実務レベルの理解があると判断されやすい
- 他の応募者との差別化がしやすい
また、単に作品を並べるだけでなく「実際に公開している」という事実そのものが、スキルの証明になります。
そのため、同じレベルのスキルであっても、公開できているかどうかで結果が変わることは珍しくありません。
レンタルサーバー契約〜公開までの流れ
レンタルサーバーを使ってWebサイトを公開する流れは、一度理解してしまえばそこまで複雑ではありません。
金額もそこまで高いものではありませんので、学習中から操作に慣れてポートフォリオを準備する際には使いこなせるようになっておきましょう。
ここでは、初めての人でもイメージしやすいように、基本的な4つのステップに分けて簡単に解説していきます。
① レンタルサーバーを契約する
まず最初に行うのが、レンタルサーバーの契約です。
レンタルサーバーは、作成したWebサイトのファイルを置いておく「インターネット上の保管場所」のような役割を持っています。
契約後は、管理画面にログインできるようになり、ファイルのアップロードや各種設定が行えるようになります。
② 独自ドメインを取得する
次に行うのが、独自ドメインの取得です。
独自ドメインとは、Webサイトの「住所」にあたるもので、URLとして表示される重要な要素です。
例えば「example.com」のような形式で、自分専用のWebサイトURLを持つことができます。
このドメインを取得することで、より本格的なWebサイトとして公開できるようになります。
③ ファイルをアップして公開する
最後に、作成したWebサイトのファイルをサーバーへアップロードします。
HTMLやCSS、画像ファイルなどを指定のフォルダに配置することで、実際にWeb上でサイトが表示されるようになります。
ここまで完了すれば、自分の作ったWebサイトがインターネット上に公開され、URLから誰でも閲覧できる状態になります。
この一連の流れを経験しておくことで、実務に近い制作スキルを身につけることができます。
具体的な流れや手順については、「Webサイトの公開手順を解説」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者がレンタルサーバーを選ぶときのポイント
レンタルサーバーは種類が多く、初めて選ぶときはどれにすればいいのか迷いやすいポイントのひとつです。
ここでは、コーディング学習者が失敗しないために押さえておきたいポイントの一部を解説します。
表示速度・安定性があること
レンタルサーバーは、Webサイトを公開するための土台になるため、表示速度や安定性はとても重要な要素です。
サイトの表示が遅かったり、頻繁に不安定になったりすると、仕事にも支障を及ぼします。
そのため、最低限でも安定して表示できるサーバーを選ぶことが大切です。
コストと使いやすさのバランス
レンタルサーバーは月額費用がかかるため、コストも選ぶ際のポイントになります。
ただし、単純に安さだけで選んでしまうと、使いにくさや機能不足につながることもあります。
重要なのは、仕事で必要なスペックや条件を満たした上で、最も「コストパフォーマンス」が良いものを選ぶということです。
上記はレンタルサーバーを選ぶ際のポイントのほんの一部ですが、実際には他にもたくさん確認しておくべきポイントがあります。
とはいえ、それらのポイントを満たしたレンタルサーバーを自力で見つけるのはかなり難しいかと思いますので、「Codejumpがおすすめするレンタルサーバー」で、おすすめのレンタルサーバーを紹介しています。
そちらの記事で紹介しているレンタルサーバーは、実際にCodejumpでも使用しているレンタルサーバーになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
コーディングを仕事にしたいなら「公開」までやっておこう
コーディング学習は、HTMLやCSSが書けるようになることがゴールではありません。
実際にWeb制作を仕事にしていくのであれば、「作れること」に加えて「公開できること」までが重要なスキルになります。
この“公開できるかどうか”が、学習者と実務レベルの大きな分かれ目になります。
学習段階で経験しておくことが将来の差になる
サーバーへのアップロードやドメイン設定といった作業は、後回しにしがちな領域です。
しかし、これらは実務では当たり前のように発生するため、学習段階で触れているかどうかで理解の深さに差が出てきます。
特に初めて案件を受けたり、転職活動を始めたりするタイミングでは、
- どこにファイルをアップするのか分からない
- ドメインとサーバーの関係が曖昧
- 公開作業に不安がある
といった状態だと、そこでつまずいてしまう可能性があります。
だからこそ、早い段階でレンタルサーバーの使い方に慣れておくことをおすすめします。






