フォームの入力欄の種類と使い方について

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フォームの入力欄の種類と使い方について解説していきます。

Webサイトでフォームを作る際によく使用するタグを、使い方と合わせて紹介していきます。

目次

  1. 1. フォームの種類
  2. 2. formタグ
  3. 3. inputタグ(テキスト)
  4. 4. inputタグ(メールアドレス)
  5. 5. inputタグ(電話番号)
  6. 6. inputタグ(ラジオボタン)
  7. 7. inputタグ(チェックボックス)
  8. 8. inputタグ(非表示)
  9. 9. inputタグ(ファイルアップロード)
  10. 10. inputタグ(送信ボタン)
  11. 11. textareaタグ(テキストエリア)
  12. 12. selectタグ(セレクトボックス)
  13. 13. まとめ

フォームの種類

フォームを使用することで、Webサイト上で名前や住所、メールアドレスなどの情報を入力して、申し込みや問い合わせを行うことができます。

HTMLでフォームを作る際によく使われるタグの種類は以下の通りです。

  • formタグ
  • inputタグ
  • textareaタグ
  • selectタグ

inputタグには様々な属性がありますので、以下で各タグについて1個ずつ解説していきます。

formタグ

フォームを作る際に全体を囲むタグです。入力欄や送信ボタンはこのタグの中に記述します。formタグでは、主に「action」と「method」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<form action="送信先URL" method="送信方法">

</form>
    
  
action
フォームデータを送信する先のURLを指定します。省略した場合、現在のページにデータを送信します。
method
フォームデータを送信するHTTPメソッドを指定します。一般的に、GET と POST が使われます。

inputタグ(テキスト)

1行のテキストの入力欄です。type属性に「text」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="text" name="名前" value="初期値" placeholder="表示テキスト">
    
  
name
入力フィールドの名前を指定します。サーバー側でデータを処理する際に使用します。基本は設定します。
value
入力フィールドの初期値を指定します。省略可能です。
placeholder
入力フィールドが空のとき、入力フィールドに表示するテキストを指定します。省略可能です。

「name」「value」「placeholder」の解説については、他のinputタグも同様です。

inputタグ(メールアドレス)

メールアドレスの入力欄です。ブラウザで簡単なメールアドレスチェックを行なってくれます。type属性に「email」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="email" name="名前" value="初期値" placeholder="表示テキスト">
    
  

inputタグ(電話番号)

電話番号の入力欄です。type属性に「tel」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="tel" name="名前" value="初期値" placeholder="表示テキスト">
    
  

inputタグ(ラジオボタン)

ラジオボタンの入力欄です。1つだけ選択させたい場合に使用します。type属性に「radio」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="radio" name="名前" value="値1">ボタン1
<input type="radio" name="名前" value="値2">ボタン2
<input type="radio" name="名前" value="値3">ボタン3
    
  
name
同じラジオボタンのグループには、同じ名前を指定します。
value
各値を設定します。

■記載例

    HTML
    
<input type="radio" name="age" value="1">10代
<input type="radio" name="age" value="2">20代
<input type="radio" name="age" value="3">その他
    
  

inputタグ(チェックボックス)

チェックボックスの入力欄です。複数選択させたい場合に使用します。type属性に「checkbox」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="checkbox" name="名前" value="値1">チェック1
<input type="checkbox" name="名前" value="値2">チェック2
<input type="checkbox" name="名前" value="値3">チェック3
    
  
name
同じチェックボックスのグループには、同じ名前を指定します。
value
各値を設定します。

■記載例

    HTML
    
<input type="checkbox" name="fruit" value="orange">みかん
<input type="checkbox" name="fruit" value="banana">バナナ
<input type="checkbox" name="fruit" value="apple">りんご
    
  

inputタグ(非表示)

非表示のデータを送信するための入力欄です。type属性に「hidden」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="hidden" name="名前" value="初期値">
    
  

inputタグ(ファイルアップロード)

ファイルをアップロードするための入力欄です。type属性に「file」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="file" name="名前">
    
  

inputタグ(送信ボタン)

フォームで入力された内容を送信するためのボタンです。type属性に「submit」を指定します。

■記載方法

    HTML
    
<input type="submit" value="ボタンに表示する名前">
    
  

■記載例

    HTML
    
<input type="submit" value="送信">
    
  

textareaタグ(テキストエリア)

複数行のテキストの入力欄です。

■記載方法

    HTML
    
<textarea name="名前" placeholder="表示テキスト"></textarea>
    
  

selectタグ(セレクトボックス)

セレクトボックスの入力欄です。optionタグを追加することで中のメニューを増やすことができます。

■記載方法

    HTML
    
<select name="名前">
  <option value="" selected="selected">初期表示</option>
  <option value="値1">選択肢1</option>
  <option value="値2">選択肢2</option>
  <option value="値3">選択肢3</option>
</select>
    
  
name
セレクトボックスの名前を指定します。
value
各選択肢の値を指定します。
selected
初期表示の選択肢を指定します。

■記載例

    HTML
    
<select name="prefectures">
  <option value="" selected="selected">都道府県を選択</option>
  <option value="東京">東京</option>
  <option value="大阪">大阪</option>
  <option value="愛知">愛知</option>
</select>
    
  

まとめ

Webサイトでフォームを作る際によく使用する、入力欄の種類と使い方について紹介してきました。

フォームを作る際によく使われるタグの種類は以下の通りです。

  • formタグ
  • inputタグ
  • textareaタグ
  • selectタグ

inputタグには様々な種類の属性が用意されているので、使用する項目に合わせて適切な属性を使い分けましょう!

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